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ファイル:Mobile adaptor gb b.jpg

モバイルアダプタGB(-ジービー)とは、携帯電話ゲームボーイカラー及びゲームボーイアドバンスを接続する周辺機器である。

これを使ってゲームソフトのデータと、メーカーが用意、あるいはプレイヤーがアップロードしたデータとのやりとりを行うサービスが「モバイルシステムGB」である。2001年1月27日にサービスを開始し、2002年12月14日に全てのサービスが終了した。しかし、サーバを介さないP2P形式の通信は、現在でも通信相手と機材が揃えば利用可能である。

当初は携帯電話専門店などでしか販売されていなかったが、後にゲームボーイソフト『モバイルゴルフ』との同梱版が一般発売された。現在はサービス終了に伴い、中古品以外は流通していない。中古市場に出回っているものは大半がこの同梱版である。

通信方法 編集

大きく分けて2種類がある。

みんなでモバイル 編集

モバイルシステムGBの専属プロバイダであったDIONを通して専用のサーバと接続する通信。同社の専用コースと契約する必要があった(登録料400円。基本料金0円、10円/分の時間課金)。現在ではサービスが終了しているので使用できない

ゲーム内の操作が接続している携帯電話と連動し、専用の番号へと電話をかけることにより、メーカーが用意したデータをダウンロードしたり、それと同時に他のプレイヤーがアップロードしたデータをダウンロードする事が出来た。通話料(一般の通話と同じ)の他、接続料(10円/分)・コンテンツ料(無料~100円程度)の支払いが必要である。実際の通信時間は1分前後に抑えられていて、1日当たりの時間や回数の上限も設けられ、使いすぎを防ぐシステムとなっていた。実際に電話をかける動作をするときはゲーム内でも、料金が必要である旨の警告が出る。

アップロードできるデータは、例えばプレイヤーが育てたキャラクターであったり、ゲーム内の数値の最高記録などである。これらが敵として現れたり、全国ランキングとなって表示された。また、同時にメッセージが送れるものもあった。単語選択式で自由に作成できない場合が多かったが、それでも通信内容やメッセージを通じた独特なコミュニティが形成されていた。

メッセージ送受信自体を目的としたメーラーとも呼べるソフトも存在したが、当時から既にメール送受信機能は多くの携帯電話に実装されていた。わざわざ接続料やコンテンツ料を支払ってまで、機能が限定されたメールを使う者は少なかったようである。

ともだちとモバイル 編集

プレイヤー同士による直接通信。通信形態としてはP2Pに属するが、通常の通話と同様に2台の電話を結ぶものであり、不特定多数の機体とのネットワークを築くものではない。ゲーム内で「電話を待つ」状態を選択した相手に対して、ゲーム内で「電話をかける」ことで通信が成立する。かける側は相手の電話番号を知っている必要がある。サーバを介さないため通常の通話と同様の通話料以外はかからず、サーバが停止した現在であっても通信は可能である。

この通信に対応したソフトは『ポケットモンスター クリスタルバージョン』と『ゼロ・ツアーズ』のみ。どちらも通信ケーブルで行える通信はモバイルアダプタGBでも行える。

しかし、対応しているのはいずれも、今となっては旧世代とされる第二世代携帯電話の通信規格である(詳細は次項)ため、近い将来にはサービスが終了して利用できなくなる可能性がある。

通信規格 編集

回線交換方式 (ASYNC) で行われる。伝送速度は機種によって異なる。

テンプレート:節スタブ

機種 編集

携帯電話及びPHSの機種にあわせて3種類が存在する。

  • 青色
    • デジタル携帯電話 (PDC) に対応
    • 最大伝送速度9.6kbps
  • 黄色
    • cdmaOneに対応
      CDMA 1Xでも動作可能
    • 最大伝送速度14.4kbps
  • 赤色
    • DDIポケット(現ウィルコム)のPHSに対応
      現行機種は外部接続端子がmini USB端子に変更されているため、利用できない。
    • 最大伝送速度32kbps

「ともだちとモバイル」を行う場合は原則として同色同士でしか通信できない。ただし非公認だが黄色から青色へ電話をかける事は可能である。

赤色は出荷数が非常に少ないと思われる。

主な対応ソフト 編集

普及しなかった原因 編集

結果として、モバイルシステムGBは失敗に終わったと言える。サテラビューでの失敗を活かしてか、

という戦略を打ち出していたが、以下に挙げるようにサービス自体の問題点などが普及を妨げたようだ。

  • 携帯電話がゲームボーイのメインユーザー層である低年齢層にはまだ普及していなかった
  • 当時(2G)はまだ通話料が高く、さらに接続料・コンテンツ料との三重課金で割高感が強かった
    • 特に、「買ってもらう」立場の低年齢層にとって高額の印象は致命的
  • DIONの専用接続コースへの申し込みが書面のみと面倒
  • 魅力のあるコンテンツが少なかった。外部通信である必然性すら感じられないものも多い

関連項目 編集

外部リンク 編集

テンプレート:Video-game-stub

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