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SoftBank 912SH(ソフトバンク きゅういちにエスエイチ)は、シャープが開発しソフトバンクモバイルが販売するW-CDMA通信方式の携帯電話端末。「AQUOSケータイ」の一機種。

通称は「AQUOSケータイ 3rd MODEL」。 2007年6月9日発売。

特徴[]

  • SoftBank 905SHSoftBank 911SHに次ぐ3代目AQUOSケータイに位置づけられ、ボディにはエッジのない平面で構成されたミニマリズムデザインを採用。裏面はマット仕上げ。
  • 3インチワイドVGA、26万色表示のモバイルASV液晶を搭載。また、NTTドコモauでも3インチワイドVGA液晶を搭載する携帯電話(W52TN904iなど)が登場されてきたが、消費電力やレスポンスの事情から、一部を除くGUIはQVGAの拡大が表示されていた。しかし、912SHには国内の携帯電話としては初のWVGAフルドット対応のGUIが搭載されている。
  • メインメニューをはじめ、メール・アドレス帳・スケジュールなどのほとんどの画面でサイクロイド機構による横画面表示が可能に。
  • ワンセグの画質ついては前機種の911SHと同等だが、使い勝手や「ながら機能」がより強化されている。ショートカットボタンを押すことによりテレビを見ながらメールが表示作成できる「マルチジョブ」を継承しつつ、新たにwebや横画面での表示にも対応。左側でワンセグとデータ放送、右側でメールやWebの利用が可能となった。3インチWVGAの高精細な画面を最大限に活用したGUIにより、子画面化されたテレビ画面やデータ放送の文字などもくっきり表示できる。 さらに、大容量バッテリーと省電力技術により最長5時間20分の連続視聴を実現。Bluetooth経由でテレビ音声をワイヤレス再生できるようになったほか、あらかじめ設定しておくことにより、視聴中に着信した場合や手動操作により最大30分間までのタイムシフト再生が可能になった。
  • カメラは911SHの200万画素CMOSから、手ぶれ補正付き320万画素CCDへと大幅に進化した。カメラ機能ではパノラマ撮影も可能。
  • PCサイトブラウザに対応し、横画面でパソコンの画面のようにPC向けのサイトを閲覧できる。高精細液晶により、表示できる領域も増え、下り3.6MbpsのHSDPA方式「3Gハイスピード」にも対応。よりPCライクな操作性をサポートする。一方、キャリア側では読み込み容量を最大500KBと制限しているため、それに対するユーザーからの不満は多い。解決策としてサードパーティー製のアプリ版(jigブラウザなど)を利用するという方法があるが、マルチジョブが使えずテレビを見ながらの回覧や画面の回転に連動しないなどの欠点があり、どちらも一長一短である。
  • ステレオスピーカーを搭載。ヤマハのサラウンド技術を採用し、臨場感あふれる音響でワンセグやミュージックプレイヤー、効果音などを楽しめる。
  • microSDに録画したワンセグ動画をパソコンで再生するためのソフト SD-MobileImpact V1.0を付属している。2008年5月現在、開発元であるパナソニックサイトより、V1.5へのアップデートプログラムが入手可能である。新たにCM検出などの機能が追加された。
  • バッテリー容量は1000mAhと現行の国内携帯の中ではトップクラスの大容量であり、その持ちのよさでも定評がある。
  • 操作性や基本的なUIは従来のシャープ製の3G端末を踏襲しており、従来からシャープ製端末を使ってきたというユーザーや、シャープ製のUIが気に入っているというユーザーにとっては好評で、一定のユーザーを得るには一役買っている。しかし、MNPも開始され他社他メーカーから乗り換えしていくユーザーも少なくない中、「いまだにシャープは独自路線を走っている」、「慣れが必要で使いにくい」という意見も少なくない。具体的には、発話キーや終話キーの位置がデファクトスタンダードと異なる点や、Bluetoothや赤外線通信など、人によっては頻繁に使う機能が階層奥深くにある点、メニューなどをテンキーで直接選択したい場合、グラフィカル性を意識したのか割り当てられるキー番号が表示されず、アイコンが並んでいるという点などが挙げられる。ソフトバンクにとって最新の機能、サービスに対応するハイエンドモデルからミドルレンジクラスまで、端末ラインナップの半数近くがシャープ製に頼っている現状で、好みに分かれる操作系を独自路線で採用し続けているというのは顧客獲得へのリスクが少なからずもあるということは否めず、また他社では標準化されているGPSの搭載や国際ローミングの非対応など(シャープ製においてこれらを両立しているのは904SH923SHだけである。)、これからの改善が期待できる面もある。

主な機能・サービス[]

  • ミュージックプレイヤー
  • Bluetooth
  • 赤外線通信(IrDA)(高速赤外線対応)
  • マイ絵文字
  • フィーリングメール
  • カスタムスクリーン
  • バイリンガル
  • QRコード読み取り・作成
  • ドキュメントビューア(Microsoft Word(.doc)・Microsoft Excel(.xls)・Microsoft PowerPoint(.ppt)・PDFデータ(.pdf)のみ。)
  • 顔認証機能
  • 国際ローミング非対応
主な対応サービス
サークルトーク ホットステータス Yahoo!mocoa S!ループ
S!タウン ライブモニター S!CAST S!FeliCa
S!ケータイ動画 PCサイトブラウザ 電子コミック S!アプリ
着うたフル着うた アレンジメール S!アドレスブック 3Gお天気アイコン
レコメール TVコール 国際ローミング S!GPSナビ
デルモジ表示 ワンセグ 3G ハイスピード おなじみ操作

その他[]

  • 発売後数回のソフトウェア更新が行われているが、不具合の修正ではなく、内容は公式には明らかにされていない。一説には、「ワンセグの電波状況改善」や「ピクチャーのサムネイル表示速度の高速化」などが挙げられている。
  • この機種は後継機種である「920SH」やその低価格版である「822SH」と消費者が混乱しないように、ほとんど値引きされる前にケータイショップやカタログから姿を消してしまったことでも知られている。

関連項目[]

外部リンク[]



Smallwikipedialogo.png このページの内容は、ウィキペディアから取られています。オリジナルの記事は、SoftBank 912SHにあります。この記事の著作権者のリストは、ページの履歴を御覧ください。ケータイ wikiaと同じく、ウィキペディアのテキストは、GNU Free Documentation Licenseで提供されています。


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